終了致しました。多数の方のご来場ありがとうございました
日本統合医療学会阪奈支部ヨーガ部会定期総会 11/6(日)クレオ大阪北
久保千春先生(九州大学病院院長)
木村慧心先生(日本ヨーガ療法学会理事長)特別講演会
こころと身体の結びつきから見た内観
久保千春先生(九州大学病院病院長)
私たちは学校、職場、家庭などの生活環境によって、さまざまなストレスを受けています。又、児童、思春期、青年期、成人期、老年期などの各ライフサイクルに応じたストレスに直面しています。
1.ストレスに対する心身の反応
光・音などの物理的ストレス、薬やアルコールなどの化学的ストレス、対人関係などの心理社会的ストレスは視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚などの五感を介して、細菌やウイルスなどの生物学的ストレスは免疫系を介して心身に影響を及ぼします。ストレスに対する生体の反応は、ストレスの強さや持続時間と受け止める側の心理的、身体的要因によって異なります。ストレスによって体の反応や感情の反応が起こります。体の反応は、神経・内分泌・免疫系の反応と、循環器、呼吸器、消化器などの各臓器に特有の反応が起こります。その結果、精神状態にも影響を及ぼします。また、ストレスによって不安、怒り、悲しみなどの感情の反応も起こり、これらの感情は身体状態にも影響を及ぼします。
2.ストレスによって起こる病気
ところで、適度なストレスは、体の抵抗力を高めることもあります。しかし、東日本大震災にみられるような多くのストレスが一度に起こったり、長期間持続するような場合は、免疫能が低下し、感染症にかかりやすくなったり、アレルギー疾患や自己免疫疾患の増悪につながります。さらに、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、頭痛、高血圧、気管支喘息、神経性食思不振症、過食症、自律神経失調症などの様々なストレス病が生じたりします。ストレスはまた、食事、睡眠、運動、休養などの生活習慣にも影響を及ぼし、肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病をひきおこします。
3.ストレス対処
ストレスの対処としてはまずストレスを自覚し、原因を明らかにすることです。そして自分で対処できるか否かを見極めます。家族や代理者の支持も重要です。ストレス対処法は?ストレス場面を避ける。?適度に発散をする。?ストレス耐性をつけることです。発散やストレス耐性はリラクセーション法を身につけることです。リラクセーション法としては、スポーツ、マッサージ、音楽、絵画、芳香、温泉などさまざまなものがあります。これらは健康増進だけでなく、病気の予防や治療にも用いられます。さらに、適度な食事や運動、規則正しい睡眠などの生活習慣は、ストレス対策の基本です。
4. 心療内科での治療と内観
心療内科での治療は、身体療法、向精神薬などの薬物療法、生活指導および面接による支持的療法(カウンセリング)が基本です。治療者は患者の話によく耳を傾けること(傾聴)が必要です。その際、患者を批判することなく、患者の立場になって、その苦悩を人間的に理解しようとすることが大切です。ことばの背後にある感情に焦点を合わせ、特に不安、緊張、イライラ、不満、怒り、悲しみ、失意、無力感など、抑圧されていた感情のエネルギーの発散が行われるようにします。
さまざまな心身の症状の背景に幼少時の過酷な生育歴や家族に対するネガティブな感情との関連が考えられる場合、内観療法は有効な治療法です。内観療法が有効な症例について紹介します。
心身医学としてのヨーガと内観
木村慧心先生(日本ヨーガ療法学会理事長)
1)はじめに:ヨーガは本来、医学や心理学とは異なる分野としてヒマラヤの地で発達してきた。しかし、変化の激しいストレス社会に突入した国々を中心にしてヨーガの自己制御法が徐々に普及してきている。近年特に、インドや中国でのヨーガ普及が行われている。インドにおけるヨーガ普及とは、と思う人もいるだろうが、元々インドでは一般人がヨーガの諸技法を行じるなどなかったのが、著しい経済発展が為されている現在、心身状態の異常事態を感じるインド人達がその健康維持の為にヨーガに救いを求め始めているわけである。
2)伝統的ヨーガとヨーガ療法によるストレス対処法:伝統的ヨーガは、ヒマラヤに住するヨーガ行者たちの間で伝承されてきた自己(真我/アートマン)発見法であり、元来は健康法ではない。しかし、ストレス社会の中で自己存在を見失う人々にあっては、自己存在の意味が問われ、同時に不動なる自己確立が求められている。こうした社会的ニーズを受けて、伝統的ヨーガは医学や心理学分野と連携して、互いの専門分野を尊重し合うヨーガ療法として、普及され始めたわけである。
3)ヨーガによるストレス対処法:古来ヨーガ行者たちは、衣食住に関係するストレス過多の生活環境下にあるヒマラヤ山中に住して来ているにもかかわらず、不思議と超人的な長寿を生きたと言われてきている。その長寿の秘訣の一要素として考えられるのが、自己客観視である。ここにおける自己存在とは、例えば現代的な言葉で説明するならば、?社会的次元の自己 ?肉体的次元の自己 ?感覚次元の自己 ?知性・感性次元の自己 ?顕在・潜在的記憶次元の自己、ということになる。古来ヨーガ行者は、これらの各次元の自己存在を真の自己存在/真の我(真我・アートマン)ではないものとして客観視する八部門の諸技法を開発して、後世に残してくれている。これらの諸技法を一般人でも簡便に実習できるように造り替えて、更に既に心身相関疾患を発症している人達までもが実習可能であるようにさせたものが、ヨーガ療法として活用されている。伝統的ヨーガも、その応用編としてのヨーガ療法も、一言で言うならば真の自己存在を改めて客観視する内観なのである。
4)東日本大震災で活用されたヨーガ療法:(社)日本ヨーガ療法学会では3月11日に発生した東日本大震災で被災した多くの人々の為に、緊急支援活動が一応収まった3月末より、東北3県を中心に首都圏も含めて、避難所等で暮らす人々やその支援活動に当たる人々を対象に、ヨーガ療法指導を行ってきている。ヨーガ療法指導は必ず避難所の管理責任者を通して行われているが、津波で家族や全財産を失った人々や放射能事故により帰宅できない人々を対象に現在でも行われている。この際に駆使されるヨーガ療法技法は、失われてしまったものという外物を調べるのではなく、自己の内なる諸状態を客観視するヨーガ療法技法である。本シンポジウムにおいても、そうしたストレス過多の状態にある被災現場でも沢山の人々に支持されているヨーガ療法指導のエヴィデンスと指導法の一部を紹介したい。
【日時】 平成23年11月6日(日)午後1時から4時(午後0時より受付開始)
【会場】 クレオ大阪北 大ホール (電話:06-6320-6300)
阪急淡路駅より南東へ徒歩10分 詳しい地図はこちら
【対象】 関心のある方でしたら、どなたでもご参加いただけます
【会費】 3,000円(11/1締切)*定員(300名)になり次第締め切らせていただきます
【申込方法】参加をご希望される方は、必要事項(氏名、住所、連絡先等)を書面にご記入の上、事務局までFAX(06-6325-8615)又はメール(info@fuya.jp)にてお申込み下さい。お申込後は会費(3,000円)を下記の振込先まで納入願います。
お申込フォーム(こちら)からもお申し込みいただけます。
【振込先】 ゆうちょ銀行総合口座 <記号番号:14030-61989581>
<または、>店名:四〇八(読み:ヨンゼロハチ) 店番:408
預金種目:普通預金 口座番号:6198958
(<両口座とも> 振込先名義:認定ヨーガ療法士会大阪)
入金確認後、チケット(参加証)をメール及び郵送にてお送りいたします。
日本ヨーガニケタン関西支部ではチケットをご購入いただけます。
【お問い合わせ】日本統合医療学会阪奈支部ヨーガ部会事務局(ふうや内観研修所)
大阪市東淀川区東淡路3-3-36(阪急淡路駅東口徒歩約7分/クレオ大阪北より徒歩3分)
電話:06-6323-7267 Fax:06-6325-8615 e-mail:info@fuya.jp http://fuya.jp
<プログラム>
午後0時 -1時 受付
午後1時 -1時10分
開会の辞 竹林直紀先生(日本統合医療阪奈支部/ナチュラル心療内科院長)
午後1時10分-2時10分
特別講演1「こころと身体の結びつきから見た内観」
講師:久保千春先生(九州大学病院院長)
座長:黒川順夫先生(黒川内科院長)
午後2時10分-2時50分
質疑応答(質問シート方式)
*巽信夫先生(日本内観学会理事長)による指定発言を予定しておりましたが、体調の問題により参加をご辞退されたため、スケジュールを変更いたしました。ご了承ください。
午後2時50分-3時 休憩
午後3時 -4時
特別講演2「心身医学としてのヨーガと内観」
講師:木村慧心先生(日本ヨーガ療法学会理事長)
座長:竹林直紀先生(ナチュラル心療内科院長)
<講師プロフィール>
・久保千春(くぼちはる)
九州大学病院院長。日本内観医学会会長。日本ヨーガ療法学会顧問。
九州大学医学部卒業。1982年米国オクラハマ医学研究所に留学。1993年九州大学医学部心療内科教授、同大学院医学研究院心身医学教授を経て、2008年より九州大学病院院長。
日本心身医学会理事長、日本心療内科学会理事、など多数の学会役員を兼任。
専門領域は心身医学、アレルギー学。
・木村慧心(きむらけいしん)
日本ヨーガ療法学会理事長。米子内観研修所所長。
東京教育大学理学部卒業。その後、京都大学にて宗教哲学を、インドカイバルヤダーマ・ヨーガ大学にてヨーガ療法を学び、スワミ・ヨーゲシュワラナンダ大師に師事しラージャ・ヨーガ・アチャールヤとなる。75年米子内観研修所開設。80年日本ヨーガ・ニケタン開設。03年日本ヨーガ療法学会設立。現在、ヨーガ療法研究/普及活動に従事。
<会場のご案内>
大阪市立男女共同参画センター北部館(クレオ大阪北)大ホール
大阪市東淀川区東淡路1-4-21(阪急淡路駅徒歩10分)
電話:06-6320-6300 FAX:06-6320-7575

■JR「新大阪駅」東口より タクシー乗車(約10分)
■阪急京都線・千里線(地下鉄堺筋線乗り入れ「淡路」駅下車
東出口から南東へ徒歩約10分
■市バス「東淡路1丁目」下車徒歩約3分
●「大阪駅前」から37号系統「井高野車庫前」(約15分おきに運行)
●「歌島橋バスターミナル」から93号系統「井高野車庫前」(阪急十三、地下鉄西中島南方経由)行
*阪急淡路駅からの地図(PDF)はこちら
≪大阪駅から≫
阪急梅田駅より阪急京都線(河原町方面)・千里線(北千里方面)にて淡路駅下車。
≪京都方面から≫
阪急京都線(大阪方面)にて淡路駅下車(特急、快速急行停車※快速特急は通過)。
≪奈良方面から≫
JR大和路快速(大阪方面)にて新今宮駅乗換。地下鉄(堺筋線)にて淡路駅下車。
≪和歌山方面から≫
JR紀州路快速(大阪方面)にて大阪駅乗換。阪急京都線(京都方面)・淡路駅下車。
≪東京/名古屋方面から≫
大阪方面の新幹線にてJR新大阪駅下車、東口よりタクシー乗車(約10分)
≪岡山/福岡 方面から≫
東京方面の新幹線にてJR新大阪駅下車、東口よりタクシー乗車(約10分)
≪北 陸方面から≫
JR特急サンダーバードにて大阪駅乗換。阪急京都線(京都方面)にて淡路駅下車。
≪飛行機でお越しの方≫
大阪国際空港(伊丹)からモノレールで山田駅乗換。阪急千里線にて淡路駅下車。
【宿泊の方】会場へはJR新大阪駅、又はJR大阪駅、地下鉄江坂駅周辺からのアクセスが便利ですので、その周辺でのホテルに宿泊されることをお勧めします。下記を参考にご予約願います。
東横インホテル系列
新大阪駅東口(tel:06-6160-1045/シングル5,980円-)
新大阪中央口(tel:06-6305-1045/シングル5,980円-)
梅田中津 (tel:06-6379-1045/シングル6,480円-)
大阪梅田東 (tel:06-6313-1045/シングル5,500円-)
スーパーホテル系列
新大阪駅東口 (tel:06-6320-9000/シングル6,180円-)
御堂筋・江坂(tel:06-4861-9000/シングル5,670円-)
日本統合医療学会阪奈支部ヨーガ部会事務局
〒533-0023 大阪市東淀川区東淡路3-3-36 ふうや内観研修所内
電話:06-6323-7267 FAX:06-6325-8615 メール info@fuya.jp